梶田達二 追悼展

昨年亡くなったイラストレーター梶田達二さんの展示会に稲城の画廊まで行ってまいりました。
梶田達二 追悼展
梶田達二って名前の判ら無い方も居ると思いますが、30〜60歳男性でのこの方の絵を見ずに育った人は居ないと思うよ。
居たとしたらこの40〜50年日本に住んで無いね。

ここで展示会を生前19回やっていて今回が20回目だそうだ。
大小30数点程飾ってあったが。
仕事で使った物ではなく、販売用や展示用に描き貯めて居たものばかりのようです。
帆船が2/3位で飛行機と機関車が数点。あまり一般ユーザーが見ない小動物や風景も有った。
画像を撮ってもよかったみたいですが商品でもあるので控えました。
ちなみに上のハガキに写っている「飛燕」が50万位。

一部だけ許可をもらって撮影。
梶田達二 追悼展
過去を紹介する本や写真が・・・そこに弟が作ったインタビュー同人も有った。
3〜4年前にインタビューし纏めた物です。コミケなんかで売っていたはず。
弟の作った同人程本人が作品や過去を語った記録は無いだろうからね。
個人的には一番左のイラスト集「世界のアクロバットチーム」の続きが見たかった。
もう絶版な本だがこの本が出来た後もアクロバットチームのイラストを何点も描いているのを知ってます。
(個人の展示会なんかと別な所で発表していたのを何点か見ている)

弟は晩年交友があったので展示会とかあると連絡を受けていたが、それを私に教えてくれるタイミングが遅く生前に行く事は出来ませんでした。

この横には自宅で亡くなる直前まで描いていた描きかけも飾ってありました。

そうか、このポスターもそうだったのね。
梶田達二 追悼展
最近は見かけなくなったポスターだが、良く見たらサインが見える。
当時は描き手まで意識してなかったなぁ。

その他昔のプラモデルのパッケージ、絵本、図鑑、少年サンデーやマガジン(未来の飛行機とか戦記物とか)がオレの人生分くらいの新旧多数があり、そっちの方がヨダレものでした。

最近田宮から零戦21型のプラモが出ましたがあのパッケージは梶田さんです。
亡くなってから発売までのタイムラグが随分有りますが、描き貯めた物から転用ではなく田宮からの発注で描いたらしいです。

と言うことでもう残りの日は無いですがご興味の有る方はどうぞ。

ー不世出の万能画家ー 梶田達二 追悼展

会期:開催中〜2012年9月24日(月)
AM10:00~PM6:30(木曜定休)
会場:森の中のギャラリー コンティーナ
http://www.g-conte.com/
住所:東京都稲城市矢野口3206
電話:042−379−4456
アクセス:京王線「よみうりランド駅」徒歩7分又はバス2駅
     小田急線「よみうりランド駅」より「よみうりランド駅」





同じカテゴリー(日常)の記事画像
パラリンピック
オリンピック開幕前・・・
入間基地横へ
クリスマスディナー
入間基地に
激古なニューアイテム
同じカテゴリー(日常)の記事
 パラリンピック (2021-08-25 03:03)
 オリンピック開幕前・・・ (2021-07-24 03:05)
 入間基地横へ (2020-05-30 01:51)
 クリスマスディナー (2019-12-26 01:12)
 入間基地に (2019-09-20 22:48)
 激古なニューアイテム (2019-07-17 01:25)

2012年09月22日 Posted by マール  at 02:28 │Comments(2)日常

この記事へのコメント
うわー。
お名前は存じ上げなかったけど少年誌やプラモの箱で血沸き肉踊ったタッチの絵ですね!
昭和を過ごしてきた少年たちの感性に必ず影響してる気がします。
写実的ですが写真ではなく、リアルだけどどこか現実ではない世界を表現してるような・・・。
仮にどんな最新鋭のものを描かれても独自のノスタルジックなオーラを持たせてしむような気がします。
描き手は世の中にいくらでもいますが表現やタッチにその人の看板を持たせることができる・・・職人というかプロなんだなと思います。

普段当たり前に見ているイラストやロゴでさえそれを作り出した人がいる。
意識してない分その偉業に感服します。
亡くなられたのは昨年のようですがあらためてご冥福をお祈りします。
Posted by タナシュン♪タナシュン♪ at 2012年09月24日 03:06
>少年誌やプラモの箱
まさにその辺りで長年活躍されていた方です。
Posted by マールマール at 2012年09月24日 12:15
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。